こんにちは、こはる(@2y9m1)です。
このような疑問を持つ人は、この本を読むことをおすすめします。
・税理士事務所で前向きに働けるようになる
・税理士事務所の年間スケジュールがわかる
・税理士事務所の仕事内容がざっくり網羅的にわかる
・税理士事務所でよくありがちな初心者がつまづく悩みが解決できる
・税理士事務所の仕事でよく間違えやすいポイント・よくある間違えの実例が学べる
こんにちは、こはるです。
一般企業の経理から税理士法人に転職して2年目の私が今一番オススメする本を紹介します。
この本、本当にすごいです。もっと早く読んでおきたかった!
税理士事務所で働き始めた人全員に読んでもらいたいくらいオススメの本です。
税理士事務所で働き始めた人におすすめ
税理士事務所で働き始めた人は、研修などがなくてびっくりしている人も多いと思います。仕事がよくわからなくて、でも先輩はいつも忙しそう。そもそも何を聞けばいいのか、何を調べればよいかすらわからないこともあると思います。
そのような人に本書はおすすめです。
税理士事務所で前向きに働けるようになる
本書の冒頭でAIで税理士事務所の仕事がなくなる!?というタイトルの話があります。最近よく言われる、AIの出現で税理士事務所の将来性はないのではないかということ、本書では今後の税理士事務所の役割について、ポジティブに説明しています。
まだまだ税理士事務所で働くことに期待が持てるようになると思います。
また、あとがきで著者がなぜこの本を執筆したかを説明しています。そこには、税理士事務所では新人教育・研修制度が整っていなくて、仕事がよくわからないまま辞めていく人が多く、そういう将来のある人材が次々この業界をあきらめていく現状を変えたいという思いからこの本を執筆したそうです。
その思いの通り、とても親切な先輩に直接教えてもらっているような、温かな気持ちになります。
税理士事務所の年間スケジュールがわかる
本書は4月に入社した2名の新人が一年を通して、勤務税理士の先輩に仕事を教えてもらうというストーリーで話がすすみます。
入社した4月からその翌年の4月までの税理士事務所での仕事がすべてわかります。
税理士事務所の仕事内容がざっくり網羅的にわかる
その月にやらなくてはいけない仕事を先輩が説明してくれるのですが、消費税、所得税、法人税、償却資産税などの税法に係る仕事から、支払調書・届出書などまで幅広く、ポイントを押さえて説明してくれています。
私が働いている事務所の年間を通してやらなくてはいけない仕事のほとんどすべてを網羅的に説明してくれていると思います。
また、税務調査の流れなども説明されているため、私もまだ税務調査に同席した経験はないですが、どのようなことをするのか何となく雰囲気を感じられ、勉強になりました。
税理士事務所でよくありがちな初心者がつまづく悩みが解決できる
例えば、
・前払費用と繰延資産の違い
・非課税と不課税、免税取引の違い
・償却資産税の対象となる資産
・7月の源泉所得税の納期の特例の対象になる所得
などなど。
何となくわかるけどきちんと説明できないこと、ちょっと調べないと仕事ができなそうな内容が解説されています。
とくに源泉所得税の納期の特例(通称「納特」)については、私が入社1年目のころ、よくわからなくて調べるだけで時間がかかってしまった内容が、ほんの数ページに簡潔にまとまっていて、わかりやすく今後も読み返して仕事ができそうです。
かゆいところに手が届く!ってかんじです。
税理士事務所の仕事でよく間違えやすいポイント・よくある間違えの実例が学べる
例えば、
・事業所得ではなく一時所得になるもの
・減価償却の法人と個人の違い
などなど。
知識がなくて、新人がつい間違えてしまいがちなポイントが丁寧に説明されています。実際わたしも知識がなく今まで間違えて判断していたこともありました。
また、税理士事務所あるあるとして、「去年の間違いを発見して青ざめることがあるかもしれない 必ずある。~一部省略~ある意味当たり前で去年より成長しているのだから」
という先輩からの助言が、私はすごい心に残りました。
結構新人からレベルの高い仕事をさせれることも多いので、正直プレッシャーに感じることも多いです。
本書には、そういった新人の心のケアも含めて愛のこもった助言が多くて、とてもためになりました。
まとめ
私は高山先生とは全く面識がありませんが、この本を読んですっかりファンになってしまいました。
税理士事務所は新人教育がなかなかできないところが多いのが実情だと思います。
この本1冊置いておけば、大まかな新人教育になると思いますので、ぜひ税理士事務所の所長さん、この本を事務所に3冊くらい買い置いてください。笑。
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